特集 プロローグ『女装の勧め』・・・コラムニスト 山下 綾ちゃん 「きっかけは大切なこと」〜カフェテリアに出逢ったわたし〜 2018-04-15 23:24:31 4月15 「きっかけは大切なこと」〜カフェテリアに出逢うまでのわたし〜 カテゴリ: コラム りんちゃん 2018-04-15T23:24:31+09:00 2018-04-16T00:23:20+09:00 maria 男の子は女装してはいけない。もっと強くてカッコ良く生きて、我慢も当たり前のようにしなきゃいけないもの。 心の中で、こんなお気持ちを持っている方はいらっしゃいませんか? わたしは、女装カフェテリアに出逢うまでの約20年間の人生で、こんな価値観を片時も離さず不器用な毎日を生きてきました。 4歳の頃にお母さんのピンクのブラジャーとパンティを見て、着てみたくなっちゃって、、、本当に着ちゃって怒られちゃった時から、わたしは「お母さんのお下着やお洋服着たいな〜。でも男の子だから、どうしてもしちゃいけないんだ。」って、その日から、我慢が始まりました。 わたしにとって「女装を我慢すること」は、代わりに希望のようなものに縋らなければ死んでしまうお気持ちになる行為でした。 たとえそれが、自分にとって希望にならないことでも、錯覚を起こしてでも自分にとって希望のようなものにすり替えて、生きてきました。 20歳になった日に「女の子のお気持ちになったり女装がしたいのに、絶対に男の子らしく生きていかなければならない」その、矛盾を通り越した無謀な性格に呆れ果てて、、、 その日に、 わたしが女の子になりたくて買ったお洋服も(#^.^#) わたしが可愛くなりたくて一生懸命探して揃えてみたお化粧品も(o^^o) わたしがすっごく安心して幸せになれるウィッグちゃんや可愛いバックも(^o^)/ ぜんぶぜーーーーーんぶ捨てました。 わたしはその日から「絶対に男の子として生まれてきた意味があるはず。だから、まずはお気持ちを完全に男の子にして生きてみよう。」と決意し、行動を変えて生きました。 そしたら、すごーーーく良いことがいっぱい起こるようになりました(o^^o) だって自分のお気持ちが、ちゃんと整理されているのだから(^o^)/ りんちゃんを捨てて、記憶からも消して、ひとりの自分として生きているんだから(o^^o) 夢中になれることも見つけたし!「これが本当のわたしの幸せなんだっ!」って。 冗談ではなくて、本当に本当に、心の底から毎日毎日こんなお気持ちで生きていました。 だけれど、、、 その一日一日の積み重ねによって「本当は絶対にしてはいけない、女装を完全に我慢することによる、身体的精神的への負担」が、少しずつ確実に溜まってしまっていたのです。 そのことに気がつくことができたのは 23歳の時に「女装カフェテリア」に出逢えたことがすべてのきっかけでした。 ツイート